モノの価値は誰が決めるの?

モノの価格は何によって決まるのかご存知だろうか。

それは、需要に対してどれだけの供給があるか?である。

供給が少なくて需要が多いモノの価格は高くなり、供給が多くて需要が少ないモノの価格は安くなる。

共産主義圏など一部の国ではこの法則は適用されてはいないが、少なくとも資本主義経済においては多くの場合でこの法則がまかり通っている。

"多くの場合で"ということは、この法則が当てはまらないケースもあるということだ。

代表的なケースは『コンサートのチケット』などだろうか。

有名アーティストのコンサートのチケットなどは発売開始後数分で全てが売り切れてしまうケースもあるという。

これはまさに需要と供給が釣り合っていないケースだろう。

コンサートなどの座席の価格設定は主催者が決めることである。

では、その価格設定を上げれば、その価格には手を出せないという人が出てきて、需要と供給が釣り合うようになるではないだろうか?

じゃあ、なぜ主催者側はそうしないのか?

いくつか理由を考えてみた。

  • 裕福でないファンにも来てもらいたいから
  • あえて倍率を上げることで、チケットのプレミア感を演出したいから
  • その他

『裕福でないファンにも来てもらいたいから』というのは至極真っ当に聞こえる理由だろう。

特に、若者などはそれほどお金を持っていないことが多い。

コンサートのチケットの価格を釣り上げた結果、来場者の年齢層が高くなってしまうということも有りうる。

若者ウケということを考えると、それは望ましいことではないかもしれない。

『あえて倍率を上げることで、チケットのプレミア感を演出したいから』というのは、『○○のコンサートのチケットが発売開始後〜分で売り切れに!』などというニュースが宣伝になるという目論見が含まれている。

別のケースでいうとラーメン屋の行列などが該当するだろう。

行列ができている店→人気→美味しいに違いない! と客は思うだろう。

あえて行列をつくることで新たに客を呼び、また行列が長くなるという連鎖である。

ラーメン屋が戦略としてあえて座席数を減らすということもあるくらいだというから、この戦略の効果が絶大であるのは間違いない。

『その他』は、今思い浮かばなかったやつである。

コメ欄とかで指摘されたら後で加筆したい。

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タカユキの三日坊主ブログ

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